産地・生産者ごとに製品化
遠方からお越しになったお客様には、地元食材は何よりの御馳走です。
生産者が明確でその食材の歴史やストーリーが明確になるほど、メニューの楽しみは広がります。
そのような地域特産物を保存性の高い材料に変えることにより、
これまで数日間の限定メニューだったものを、季節メニューに加えることもできるようになります。
宗篤農園(静岡県沼津市西浦)
宗さんは千葉県生まれで奥さんの実家のミカン農園を継いだ。その後徐々に無農薬栽培に切り替え、自然農法の確立を目指して奮闘している。
農薬を使わないのはもちろん、摘果も「手摘み」で行い、摘果剤は使わない。摘果剤は環境ホルモンの恐れも否定できないからだ。
稲葉道雄農園(静岡県伊東市)
生産者の稲葉道雄さんは元教諭。子供たちに農薬の心配のないミカンを食べさせたいと、農薬を使わずにアマナツ、ダイダイ、温州ミカンを栽培しています。収穫時期になると学校の子供たちを招待してミカン狩りが行われるそうです。宇佐美のオレンジロードを登っていくと、相模湾を展望する高台に「みかんの花咲く丘」を記念する公園がある。
川根本町ゆず組合(静岡県)
川根本町は大井川をさかのぼった山間にあり、「川根茶」で知られる高級茶の産地です。SLで有名な大井川鐡道が通っていることで知っている人も多いと思います。 「ゆず」はほかのかんきつ類とは異なり、比較的寒くて標高が高く、寒暖の差が激しいところが適しているようです。京都では「水尾」のゆずが有名ですが、そのとなりの「栂尾」が茶栽培の発祥地と言われていて、どうやら良いお茶がとれるところには柚子も育ちやすいと言えそうです。
もりあん農園
